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[T1] リバランスの考え方

@ActiveIndex さんによる、資産配分のリバランスについて書かれた実証的な記事*1に触発され、その背景にある構造を探りつつ、徒然に書いてみます。投資対象とする資産に対して、あるいはアクティブなリスクでも同じことですが、何らかの「標準的な配分」を決めるとき、それ

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リバランス時期によるパフォーマンスへの影響

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)の水瀬さんがこんなエントリを書いてらっしゃいました。
リバランスの効果が高いのは月次?四半期次?年次?それとも乖離率?

我々運用者が商品設計をするときも、色々と頭を悩ますことが多いです。
要するに「絶対正しい答えが存在しない」という何かを決めなければ運用商品を作ることができないからです。
その中の一つにリバランス時期というものがあります。
運用者が随時にガンガンリバランスすると、それはアクティブファンドじゃんということになりますので、
ある程度のルールのもとにリバランス時期を決めた際に、じゃあそのアセットクラスではどの程度のリバランス時期がパフォーマンスを上げるか(もしくは押し下げないと思われるか)を考えます。

さて、とりあえず私も基本的なリバランス効果を測定してみたいと思います。

【条件】
先進国債券、新興国債券、先進国株、新興国株の4種類のインデックスを均等にウェイト付けしたポートフォリオを前提とする。このポートフォリオのリバランス時期の違いによるパフォーマンスの差を計測する。
リバランス期間は、月次、4半期、半期、年次、3年、5年
期間:1993年末~2011年7月



【ドル建てで見た場合】
世の中の指数は基本的にドルに寄せられていますので、とりあえずドル円の影響をはぶいたドル建てのリターンを計測します。

●ヒストリカルのパフォーマンス
USDrt.jpg
※クリックすると大きくなりますよ

●最終的なパフォーマンス値
USDrt2.jpg


【円建てで見た場合】
しかし我々は米国民ではないので基軸通貨の恩恵を受けることは出来ません。おとなしくドル円のリターンを受け取ることにします。

●ヒストリカルのパフォーマンス
JPYrt.jpg
※クリックすると大きくなりますよ

●最終的なパフォーマンス値
JPYrt2.jpg


単純な結果から見ると、まーちまちまいじっても5年10年のロングスパンのアロケーションなら大差ないわ。せいぜい一年に一回程度見ておけばいいんじゃねーの、と囁かれているような気になってきます。


さて、これだけで終わるとなんのこっちゃなので、ちょっとだけ続きます。
水瀬さんのエントリでも取り上げられていた

ニッセイ年金ストラテジー 2011年08月号(vol.182)
リバランス方法に見直しの余地はあるか?

そのなかにこのような一文があります。
「昨今、年金の成熟が進んだためにダウンサイド・リスクを抑制することの重要性は高まってい
る。ダウンサイド・リスクの抑制を重視するのであれば、株式市場が下落する局面で乖離幅の
抑制を目指した短期的なリバランスは目的に反する。リバランスによってリスクが高まるため
である。」

まあ要するに株が大幅に下落すると株と債券のポートフォリオなら債券の比率が上がると。
その時にリバランス時期を迎えたとしてもリバランスしなくてもいいのかもしれないねー。みたいなことを言ってらっしゃいます。というかそれこそがアロケーションのキモというか、誰もいつ下がって上がるかわからないから機械的なリバランスをしたりするわけです。しかしまあ、世の中タダでは起きないのが金融なわけで、昨今の流行りは、このダウンサイドリスクを抑制する手法がないものか、機械的にある程度要素を抽出したりできないかなんて手法が研究されているのかもしれません。

これは簡単な例ですが、各アセットクラス毎に年率一定水準以上下落するとキャッシュに置き換える、とか。まあそのまんま損切りです。これは逆に再エントリのタイミングルールを決めなけれなならないわけですが、単純化すると一見馬鹿でもできるというか馬鹿でも実際出来る手法を発展させてみようなんて動きもあるのかもしれません。

逆に、グローバルのアセットクラスであれば国を超えた成長性が波及して上昇トレンドっていうのは続くのではないか。それであればファクターが大きく違うアセットクラスを選んできて、その時のモメンタムに合わせて組入変えちゃえよという、ええいいっそのことどうも不調なアセットクラスは全部外してしまえ!みたいなことも考えられます。逆に逆バリはどうなのか、ということになりますが、これはこれで日本株や短期的な変動を取りに行くのには有効性が感じられたりするのですが、10年20年という長いスパンで成長を取りに行こうとすると基本的に上向きになるという前提ですので難しいのかなんて感じたりもします。

まあここらへんを極簡単に検証して、少しでもパフォーマンスが改善するかどうかなんて見ることも出来るわけですが、それはまた別の機会ということで。

まあ最後は個人的な心象ではありますが、基本比率をガッツリ固定で決めてしまうと、リバランス時期をいじってもさほど変わらないと私は感じてしまいます。まあそもそもがグローバルの指数だからそんなにギッタンバッタンしてこなかったっていうのもありますが。となると、トレンドフォロー的にアロケーションを変えて行ってパフォーマンスって改善するかしら(´∀`*)ウフフみたいなことにやはり興味は湧いてきます。

おしまい


追記
ついでなのでもう一つだけ検討しました。
上記の一連の結果では、私は「リバランスの時期はさほど重大な影響をもたらさない」と判断しているのですが、
じゃあリバランスのときにウェイトを土壇バタン変えたらどないなんねんというものです。
【条件】
USDでとりあえず計算
リバランス期間は3ヶ月毎
リバランス時点で過去3ヶ月の間上記の条件と同じ4資産を用いて、リターンランキングをつける。
高いリターンを出した順に次の3ヶ月のウェイトを40%、30%、20%、10%とする。

結果はこうなりました。
USDrt3.jpg
最終的なパフォーマンス値は454.10となります。

上記の条件は、グローバルの指数であればトレンドはある程度の期間は続くだろうから、
四半期ぐらいでだいたいトレンドが数値化されていて、それでウェイト付けすると前期のパフォーマンス順にある程度恩恵を受けることが出来るのではないか、という戦略になります。まあ結局のところそれが皆さんのポートフォリオをどう作るか、ということなのですけれどね。
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@ActiveIndex さんによる、資産配分のリバランスについて書かれた実証的な記事*1に触発され、その背景にある構造を探りつつ、徒然に書いてみます。投資対象とする資産に対して、あるいはアクティブなリスクでも同じことですが、何らかの「標準的な配分」を決めるとき、それ

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