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日本版ISAの利用方法について思うこと

日本版ISA、ネット投資家中心にどうやって利用するか話題になり始めている感じがあります。
山崎元先生も何年か前からISAについて文章書かれていたかと思いましたが、
今回新しく出されたエントリがやっぱりどうしても気になるなコレってことで、久々のブログ更新。

第196回 日本版ISAでの正しい運用法


日本版ISA投資の四原則

原則その一、日本版ISA枠を最大限に使う
原則その二、日本版ISAではリターンの高い資産の運用に利用する
原則その三、日本版ISAではバランス良く分散投資した商品を選ぶ
原則その四、日本版ISAは低コストで運用する

(上記エントリから引用)



これだけ見ると、真っ当なのですが、そのロジックに違和感を禁じ得ない部分がありました。
色々と勝手に考えてみると、誰に対して書かれた文章なのか、という点などに行き辺り、
さらに勝手な見解では、山崎先生は合理的な行動ができる、既存の個人投資家に対してこのエントリを書かれているような気がするぞ、という感じで勝手に腑に落ちた次第です。

しかし、この日本版ISAでは「初めて投資をする」という投資家も増えることでしょう。
「経済学の真っ当なロジック」ではなく「感情と思いつきで行動する投資家」が増えるということです。
そういった投資家の事も考えると、日本版ISAはもう少し違う紹介の仕方があるのではないか、そう思いました。

一つ一つ、見ていきましょう。


■原則その二 について

日本版ISAは、運用益に対する課税を免除する優遇措置だ。従って、自分の運用資産全体の中で、リターンが高いと思う運用資産の運用を日本版ISAの運用に割り当てるのが正しい。
(上記エントリから引用)



はたして正しいといえるでしょうか。
リターンが高いということは、当然リスクも高いということです。
下記の図をご覧ください

主要な資産を5年間持った時の損益の確率
信託報酬合計1%
期間 1999年12月末-2013年4月末
ドル建ての指数は日本円に換算しました。
何時だかの日経ヴェリタスのISAの記事でこんなグラフがありましたので再現しました

日本版ISAでは利益がでないと制度を利用した意味が全く無くなります。
また初めて投資をする投資家であれば、損をすると嫌気が指してしまうかもしれません。
上記の図を見ると山崎先生が日本版ISAで保有するべき株式のリターンはTOPIXやMSCI先進国でも65%の確率で損失が出ていることになります。
ざっくり五分五分と確率をみつもったとしても、それなら債券などでいいんじゃないのか、なんて思ってしまいます。
もちろんあくまで過去の例になるわけで、終わらない宗教論争が始まりかねないポイントでもありますし、
既存の投資家にとってすれば個人の思うところにより選べばいい問題です。
しかし、個人的にはどうしてもこの図をみますと、「日本版ISAでは株だ!株をもて!」と大手をふってドヤ顔をする気にはなれません。
ていうか期待リターンだけで物語るなら、個別株か、レバレッジの聞いた商品を持つべきです。

まあ、そもそも、初めて投資をする投資家であれば毎年百万円の非課税枠も使い切れないでしょうから、
「資産運用を始めるなら特定口座などではなくて、まずは日本版ISAから始めて、資産は全部ISA口座内につっこむ」
ということでいいのではないかと思う次第です。

あと山崎先生は「バランス型はクソだ」という主張をずっとしてらっしゃる気がしますが、
私自身は「皆がみんな投資好きなわけじゃないんだから、バランス型でもいいじゃん。まともなのなら」とおもいます。
ちなみに英国のISAでもバランス型がよく売れているそうです。
もちろん英国人がみんな投資に対して深い知識があるなんてことはありません。


■原則その三 について
正直に言うと、この項目についてはなんとなく要旨がわからないです。
「長期間持ち続けることができる資産を投資対象に選ぶことが望ましい」としながら
前の原則その二では「期待リターン高い商品が正しい!!リスクなんて知るか!」といっているわけです。
個人的には株のリスクレベルになると、5年程度の期間ではちょっとした下落で損益マイナスになると思っています。
逆に言えば5年間の中なら、株式ファンドはタイミングを見ざるを得ないと考えています。

景気サイクル次第でセクターファンドなんてTOPIXと同じ程度のリターン・リスクに収斂するわけで、
TOPIXとかはいいけど、セクターファンドはタイミング次第だからだめぽっていう理屈がよくわからんです。


■原則その四 について
山崎先生の「アクティブはクソ」という煮汁の味が濃すぎる点をのぞけばその通りだと思います。
先ほどの5年間のグラフは指数で作ってますが、信託報酬を加えてみると以下の図になります。

5年間累計で信託報酬を3%分リターンから控除した場合
信託報酬合計3%

5年間累計で信託報酬を5%分リターンから控除した場合
信託報酬合計5%

5年間累計で信託報酬を10%分リターンから控除した場合
信託報酬10%

へえー程度の図ですが、まあリスクの低いファンドで高い信託報酬とりすぎると、そもそもお客さん全然儲からなくなるじゃん!
という、ちょっと資産運用かじった程度の新入社員でもうっすら気がつくことを、運用業界は豆腐の角に頭ぶつけながら考えてみる必要があるとかないとか思います。

そういえばありますね、そういうファンド。
なんだっけ、生春巻きじゃなくて、トムヤムクンじゃなくて、暖かい汁に麺が入っているの。
高級ホテルかなんかの名前に似てませんでしたっけ、ねえ。


山崎先生は最後に「投資家の立場にたった運用の例」ということで、上記の4原則に従った提案をされていますが、
そんなことより「レバレッジのかかったブル型ファンド」を提唱されてらっしゃったりします。
えっと、そんな事いう人初めてです…。
あとレバレッジ型はちょくちょく償還するので、やっぱりISAにはむきにくいかも。

ほんとにこれ、勧めるんですか・・・・?

ブルSP500


tpx b3

いずれにしても未来の話なので、何が間違いかなんて言えません。逆に何が正しいか何てことも言えないはずです。
だからこそ、この制度で資産運用を始めるという、初心者の方が一年目で損ぶっこいて嫌気さして辞める、そういうことがないように説明なりすることもまた、最重要だろうと思うのです。



最後に、万が一こんなへんなブログをみて投資を始めようと思った方がいれば
・日本版ISAを使うほうがいいの?
 →日本版ISAの税制メリットはとても大きいです。これから資産運用はじめるなら日本版ISAでやりましょう。

・いつ口座解説したらいいの?
 →ISA口座で投資できるようになるのは来年1月からなので秋ごろでいいでしょう
  とりあえず今は特定口座で積立投資でもやって、金融市場のリスクとリターンが産み出す値動きに慣れましょう

・何を買えばいいの?
 →インデックス投資家やら、個別株投資家やら色々といますが、
  専業投資家でも無い限りは、インデックス 投信 ブロガー あたりで検索して上位にきたブログを参考に勉強するのが妥当かと。
  そんな暇がねーよ、って場合はバランス型から始めてもいいかと思います。

・どうやって買えばいいの?
 →投資なんかよりも、毎日の仕事一生懸命頑張るほうがリターン高いです。
  投資はオマケです。生活に負荷がかからない程度の時間を割いて、積立投資から始めてみてはいかがでしょう。

おしまい
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