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日本の運用会社トップ10のHPには一つとしてレスポンシブデザインがない

一昔前はホームページつくりました!すごいっしょ!みたいな時代もあったわけですが、今やホームページどころかsnsやら動画やらなんでもありの世の中になってきました。単純なサービス提供型から、体験提供型の世の中に変わりつつあるのかもしれませんね。

そんな中で、資産運用会社でもある程度以上の残高があれば、どのようなデザインや設計にするかは、常に担当者が頭を悩ませていることだと思います。
その中でも、PCの時とスマホの時、どのようにホームページを表示させるかについては、未だスタンダードがないようです。
トヨタやアップルなどは、レスポンシブデザインといって、スマホ用のページも、パソコン用のページも一緒に表示できる新しいタイプの表示方法を使っていたりします。

日本の運用会社のスマホサイト対応について調べてみたものが下の図になります。
今回の記事では上位10社だけを取り上げていますが、殆どはスマホサイトを別運営しています。
会社によってはPC用サイトのみというスパルタンなケースも見受けられます。
ないピクテやブラックロック、シュローダーといった外資系の運用会社では、日本のサイトでもレスポンシブデザインを取り入れるところも出始めています。

何が正解ということではないのでしょうが、海外の大手運用会社ではレスポンシブデザインを採用する動きが加速しています。
その一方で、バンガードなどはPCサイトのみの一本槍ですが、その分表示される情報量は大分少なくなっています。

一先ず何でもかんでも必要なものをぶち込む遵法意識も尊重されるべきものではありますが、
法の趣旨と、投資家と受益者を遅滞なく各人が必要とする情報まで連れて行くというホームページの趣旨から考えますと、
一体どのようなホームページが日本の資産運用業の中では良いのか、今一度考えなおすいい機会なのかもしれません。

表にはありませんでしたが、みずほ投信はPC用、スマホ用、モバイル用の計3種類も同時運用しています。誠にお疲れ様です。


TOP10のホムペ
出所:投信協会
データの基準日:2015年12月末
ウェブサイトについての調査日:2016年1月21日

にちぎん!がおちんぎんびんびんいーてぃーえふに投資する事への違和感

全部書いておもったんですが、チラシの裏水準のエントリですので、ここまで運悪くたどり着かれた各位におかれましては、間違って当エントリをお読みになられてお時間を激しく無駄にしたと感じられても、ご容赦のほどをお願い致します。

■ファンドの概要
略称 JPXチンギンビンビン100
正式名称 上場JPXオチンギンビンビンインデックス100連動型投信
英語名称 JPX-ochingin ageage index 100 exchange traded fund
対象指数 JPXオチンギンビンビンインデックス100
コード 1919 (なお、1919はヤマダエス・バイ・エルのコードとして使われています)
Ticker 1919 JP Equity
信託報酬 0.4545%



2015年末に日銀がリリースしたので、ご存知の方も多いかとは思うんですが、
日銀がETFの買い入れ枠を毎年3,000億円拡大し、「設備人材投資に積極的に取り組んでいる企業」の株式を対象とするETFを4月より買い入れることとなってるわけです。

(別添)「量的・質的金融緩和」を補完するための諸措置の導入 (日銀、2015年12月18日)

(1)新たなETF買入れ枠の設定(賛成6反対3)(注1)

ETFの買入れについて、現在の年間約3兆円の買入れ1に加え、新たに年間約3,000 億円の枠を設け、「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業」の株式を対象とするETFを買入れる。
当初は、JPX日経 400 に連動するETFを買入対象とし、この施策の趣旨に合致する新規のETFが組成された場合には、速やか
に買入対象に加える。新たな枠によるETF買入れは、日本銀行が買入れた銀行保有株式の売却開始に伴う市場への影響を打ち消す観点から、2016 年4月より開始する2。


で、そんでもってこうなると

「投資前向き」銘柄で運用のETF 野村アセットなど日銀に呼応 (2016/1/13 23:53日本経済新聞 電子版)

 <省略>東京証券取引所などが算出を検討するETFの値動きの基になる株価指数づくりに必要な銘柄選びなどを進める。新商品は早ければ3月末にも上場する。 <省略>  これにあわせ、野村アセットや大和証券投資信託委託、三菱UFJ国際投信、日興アセットマネジメント、DIAMアセットマネジメントなどが新商品の準備を始めた。 銘柄選びは、賃上げや設備投資に前向きかどうかを判断する物差しがポイントになる。設備投資や研究開発費の金額、雇用者数や賃金の推移といった定量データのほか、東証などは社内の研修制度や留学動向を要素に加えるかを検討している。 <省略> 


このニュース、ずっとモヤモヤしていたのですが、がんばって3つくらいに絞ってみました。

(1)指数に名を借りた、アクティブ運用に見える
私は、業界の端っこで面白い資産運用ビジネスってなんだろうってこねくり回すのが好きなだけの人間ですので、極論、日銀がどんな政策を取るべきであるかとか、日銀の意義として定性的に選ばれた一部の銘柄に金が入るのはどうなんだとか、そういったことは、結構どうでもいいと思っています。

今回の日銀の決定というかむしろそれより上から降ってきているのは目に見えてはいますが、いずれにしましても今回の一連の報道を見る限りにおいて、日銀はアクティブ運用に踏み出したぞ、という感が有ります。JPX400の時も似たようなもので合ったわけですが、今回についてはまったくの野っ原に、「指数つくらせます」「その上で日系大手にETF作らせます」ってやってるわけですね。要するにこの指数については、日銀の要望で個人的に作らせました、と見えなくもないなと。

しかも内容を見る限りにおいて、指数の再現性(他人が指数の中身を再現し、同じようにプライスを弾くことができるようなメソドロジー、つまり算出方法が提示されることを、ここでは言っています)がかなり難しい指数、っていうか東証が定性判断も加えますとか言っちゃってるわけで、そうなると再現性は担保されなくなる可能性が極めて高くなります。突き詰めるとこれ、日銀っていうか政府の御用を聞いて、周りがなんとかかんとか、市場連動のETFを用意させられている感じも有ります。

ここまで来るとこのブログのタイトル通り、ActiveIndexなんじゃねえのって感じもありまして、もうこれ日銀がアクティブ運用しはじめたって感じもするなっていう偏見を持っているわけです。


(2)アクティブ運用の割にお粗末感が拭えない
テーマ型投信という類のものですが、例えば東京五輪関連銘柄株投信だとか、ロボティクス関連株ファンドだとか、シェールガス関連株ファンドだとか、古く遡ると、女性を活用している企業を選ぶ、なでしこ企業関連株ファンドだとか、特定のテーマに沿ったファンドは数多く作られ、そしてラピュタの業火に焼きつくされたペジテの如く、それらの殆どが消え去って行きました(と記憶しています)。
追記:ラピュタに燃やされたのはペジテではなく、ソドムとゴモラでした

最近ではこういうのが出るたびに市況かぶ全力2階建てに取り上げられて、酒のつまみにもならないような下の下の扱いを受けるわけですが、そいつらも大体はアクティブファンドですよ、より良い成績を目指しますよって謳ってるわけです。結果はどうあれ。もう一度言います、結果はどうあれ。

野村證券(8604)が震災復興関連ファンドを販売するらしいけど、みんな思うことは一緒だった

過去長らく低PBRどロングしていれば勝てた時代が続いた日本株ですが、その日本株のいびつなファクターの出方を持ってしても、こういったかなりエッジの効いた特定のテーマによる超過収益はかなり眉唾だと言われており(少なくとも私はそう思っています)、そういったファンドはいくらアクティブ運用をするよって言った所で、不思議なテーマを運用方針の書類に書き込んでしまった時点で真綿でクビを締められて、運用担当者は「こんなのでアルファ出るわけねえだろ●ね」とか思いながら、商品とか営業部門の人間からの執拗な「面白い個別銘柄」への追求に対して、乾いた笑いを含ませながらセッセコと四季報とセルサイドレポートをあさる事になります。何が言いたいかっていうと、こういう人形の見栄えも悪けりゃ、演者もおたんこナスみたいな状態でまともな浄瑠璃できるわけもなく、最低なファンドが出来上がるわけです。

また逆にいえば、一部定性判断は入っているものの、基本的にETFが対象とする指数は定量評価となります。1銘柄あたりのキャップがある等、規模に関わらず組入れるような仕組みであれば、わざとBSPLの中の指数が見ている部分を許される範囲でいじって、日銀様にガンガン自分の会社を買って頂くという線もなくはないわけです。

どうでもいいことですが、クソ金融商品・オブ・ザ・イヤーとか始めたいですね、ラズベリーみたいに。

大分回り道しましたが、そもそも先程の日銀のリリースでは、当該ETFの次の項目に、成長期版強化資金供給の拡充という項目も有りまして、こちらでも「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業」を的確投融資の項目に追加するってあるので、もうむしろETFとかいいので、そちらがわで直接金突っ込んでくださったほうがよっぽど良いんではないかと、思うわけです。


(3)それでええんか運用業界
年3,000億円自動的に買われます。5社で割っても600億円ずつですね。買われることが確定しているので、ETFとはいえ30ベーシス位に設定しちゃってもいいかもね、いや300は50ベーシスだから、もうちょっとあげて40ベーシスくらいいっちゃおうぜ。
こんなことが実現すると利益率は通常の公募投信と同じくらいになります。しかもETFだし買い手はほぼにちぎん!なので、うるさいことは言わないし、フォローアップは必要ないし…。5年位回して3,000億円くら積み上がったら、ヘタに公募投信に汗流しているよりも儲かりますし社員に還元できますし、もしかしたらそこから産まれた利益で、もっと本当に世の役に立つ商品をつくれるかも・・しれませんね。
そこには需要に対して供給するというだけのことしかありません。既定路線を正面からぶっ壊せるようなサラリーマン金太郎みたいな人もいないかと思います。
そうはいっても、日銀によるこの取り組み、なんだかダサさしか感じません。日本の金融の頂に立つ、日銀が自ら率先して、エッジの効いたテーマ株に投資するために、下々に対して壮大に迷惑をかけながら爆進する姿には、ホロリと涙すら出てきそうです。

ボスがこんなんで日本の金融サービスは、アジアでそして世界に対抗しうるような生命力を持つことができるんでしょうか。ていうかそもそも下々が「殿がご乱心じゃ!であえであえ!」ってやんなくて良いんですかね。良いんですよね、はい。 僕もできません。


以上現場よりチラシの裏でした。

日本の投資家はロボアドバイザーの夢を見るか


マネックスとヴァンガードが投資一任会社を設立


投資一任というと猫も杓子もラップ口座に行き着く昨今ですが、マネックスも同じサービスに参入かというリリースです。

マネックスさんもラップによる信託報酬のフルコンボがほしいんですね、わかります。というのも一つの見方ですが、もう一方で、ロボアドバイザーによる投資一任口座の日本初展開も考えられます。

非常に低コストなヴァンガードのインデックスファンドを日本に持ってくるのは大変な作業ですが、投資一任口座を介してこれらのファンドにアクセスできるのであれば、日本の資産運用サービスのダークホースにもなりえます。

個人的には単純な米ドル建てポートフォリオに加えて為替オーバーレイサービスの登場にも期待したいところです。円フルヘッジサービスや任意の為替分散ポートフォリオが登場すれば一任サービスに30-50bps払ってもお買い得に感じます。

業務開始は来年春という事ですから期待して待つ事にします。

投信ブロガーが選ぶFund of the Year 2015 に投票しました

運用業界で働いている事もあり、例年投票を控えていた投信ブロガーが選ぶfund of the year ですが、今年は様々環境も変わったこともあり、投票してみることにいたしました。
昨今は殆ど投票しておりませんので、投信ブロガーと認められるか怪しいところもありますが、運営委員の皆様どうぞよろしくお願いします。

Activeindex

リスクコントロールとGPIF型運用

■リスク・コントロールの重要性について

運用会社の人間として働いておりますと、常々数字の上での最も合理的な結論を追い求める機会が多いです。
それはもちろんファンドのパフォーマンスで超過収益が出ているかに始まり、色々なことが「運用会社的な」枠組みで測られている気がします。
しかし、人間の一生にまとわりつく様々な出来事や問題は、数字だけで解決できるほど簡単ではありません。
そして、資産運用であっても、単純に収益を最大化させるロジックを用意すればいいというわけではない。
最近そういうことを思うようになりました。


NightWalker's Investment Blogで先ほど拝見した
「長期投資で一番大切なことは、リスク・コントロール」だという内容の記事に感銘を受けました。

 人が、投資できる期間は「有限」だからです。

 限られた期間で順調に成長するとは限らないし、限られた期間の最後の最後に、とんでもない事態になっているかもしれません。

 株価が20年ぐらい低迷することは、平気であります。

 我々が必要としているのは、100年単位の経済成長ではなく、限られた時間での投資です。



投資信託という資産運用のツールは、基本的には時間の概念を持ちません。
いつまでも永久に運用しているという前提なのです。
対して投資家には、遅かれ早かれ数十年程度で終わりの時がやってきます。

時折ある資産運用啓蒙の説明に「一時的に大損をしても、最大何年、何十年待てば、過去の例からいって元本を回復している」というものああります。積立投資におけるドルコスト平均法も基本的には同じロジックですよね。

終わり良ければ全て良し。
ざっくりといえばそんな考え方なんじゃないでしょうか。
でも、人生に起きる様々な出来事や問題って、本当に終わり良ければ全て良しなんでしょうか。
そんなこと、ないことのほうがおおいんじゃないでしょうか。

例えば成功しているスポーツ選手、終わりだけよかった人ってあまり聞かないんじゃないでしょうか。
例えばイチロー選手。小さな頃から気の遠くなるような地道な訓練の末に、天才の領域に踏み込んだ人物ですよね。
不調な時もありますが、コンスタントに成績を残し続けたからこそ、現在の地位もあるのではないかと思うのです。
ものの例えではありますが、最後だけ勝てるような選手って多分成功しないですよね。その前にクビになると思いますし。

これが私も含め、極平凡な1投資家の資産運用であればどうでしょうか。
最後だけ良ければいいんでしょうか。その前に、心が折れちゃいそうな気がしますね。
またはずっと家族に責め立てられながら、夫の威厳を失いながら資産運用を続け、最後に逆転する。
これってまあ、可能性でしか無いですけど、とても幸せな人生って感じではなくなっちゃうんじゃないかと思うんですよね。
私個人としては、コツコツと小さな成功を積み上げていく、そういった資産運用がいいのではないか、
それであればNightWalkerさんの仰るとおり、リスク・コントロールも非常に重要な資産運用のポイントであろうと
そう考えているわけです。


■リスク・コントロールと両立させるためのリバランス

リスク・コントロールの考え方を資産運用に取り入れますと、インデックスブロガーさんに多いと思われる、GPIF型の運用術とはどうしても考え方がマッチングしなくなってきます。
GPIF型の運用とは、要するに戦略的資産配分を決定し、1年に一回程度は見直すけれどさほど変わるものではないという資産配分の決め方です。市場変動に寄るポートフォリオ内の資産配分の偏りについては許容範囲を肥えた所でリバランスや積立投資の金額を変更する、というやり方が多いようですね。

GPIF型の運用には、あまり資産運用そのものに人生の時間を浪費しなくてよくなるというメリットがあります。ひどく乱暴な言い方をしてしまえば、どの道資産運用の素人なのであれば、中途半端に手をだしてもうまくイクわけがなかろう。であれば分相応の資産運用の方法の一つとして自然体を地で行くGPIF型運用が筆頭に上がるのは自然の摂理です。

しかしリスク・コントロールの観点を取り入れると話は別です。どのような手法にせよ市場環境の変動により、必要に応じてポートフォリオのリスク・コントロールを実際に行うとなると、ある程度以上の頻度でポートフォリオを管理しなければ行けませんし、もうすこし抽象的な点では「ポートフォリオが取るべきリスクとは何で、許容出来る最大のリスクとは何か」を自ら積極的に考え、指定する必要が生じてきます。要するに手間がかかるんですな。

ではどちらがいいのか、という話になろうかと思いますが、正解はわかりません。
こればっかりは数字上の合理性だけでは決められない人生の課題だと思います。個人個人の現状に照らしあわせてより、ベストな利用方法を見つけるしかありません。

しかしあえて合理的な資産運用の観点から申し上げると、GPIF型のほったらかし運用は、GPIFだってやりたくてやってるかというと、まあそうではない側面もあって、例えばリスク・コントロールをしようと思っても180兆円だかなんだかのポートフォリオをリスクヘッジを行うだけで市場に大波が起きるでしょう。ヘッジしようとした自分のせいでダメージを喰らう可能性が高いと考えられるからこそGPIFは市場に雨がふろうがリーマンが潰れようが、自然体を貫くのだ、という解釈もできるでしょう。

しかし昨今100億から1兆円手前くらいまでの「あまり図体がでかくない」年金基金などでは、リスク・コントロールを如何に行うかという点について様々な運用戦略が活発に取り上げられています。為替リスクを分散させるためのオーバーレイ戦略から始まり、ポートフォリオのリスク量をコントロールするためのオーバーレイ戦略なども含め「リスク」と向きあうための様々な運用戦略が考えられています。

ですから、人によってhあGPIF型のほったらかし投資がよりよい答えになる場合もありましょうし、
ある程度の手間は許容できるから、コツコツと内野安打を繰り返してなだらかな資産成長をということであれば、
リスク・コントロールなどに着目して、ある程度メンテナンスを行う投資がよいということもありましょう。

何れにしても大事なことは、
収益率も大事でしょうし、低コストであることも大事でしょうが、
自分が今どんなリスクを取っていて、それが自分の取るべきリスクと合っているのか離れているのか
きちんと理解する、理解しようとすることなのではないかな、なんて脳みそそぞろ歩きしております。

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